臨床例詳細｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

右足ふくらはぎの痛みとツッパリ

臨床例　男性　32歳　右足ふくらはぎの痛みとツッパリ

　症状　3ケ月前からなんとなくふくらはぎの痛みが出て来た。それがだんだん酷くなり最近では、散歩していても少しチンバを引くほどの痛みとツッパリに変わって来た。

　診察

　右ふくらはぎの痛みで、歩くと痛いと言う症状から、実の反応と診た。右の足背で実の反応がある所を探した。膀胱経はふくらはぎの外側を通っている。そこで膀胱経2行線を探すと、膀胱経２－５Ｋに実と虚の反応が出ていた。

　左足背と比較脈診すると右足背の方に実が強い。そこで右足背からウエーブで反対側の左下腿陽２－５Ｋに飛び、そこを治療点とした。臀部や後頚部が治療点となる確率は少ないので、左下腿陽２－５Ｋが治療点となる。

治療

　左下腿陽の２－５Ｋに印を付けた。実と虚の反応であるから、まず接触鍼で３５回ほど擦って実の反応を取り除いた。提鍼で実の反応が無くなっているのを確認してから、残っている虚の反応に対して知熱灸を５壮ずつ据えた。

　治療後右足を動かして確認して貰ったところ、右足の痛みとツッパリは、半減していた。２日後に来院した時には、先日の治療後は半減していたが、今日はもっと良くなって、２割ぐらいが残っているという事であった。

　診察してみると前回と同じ所に反応があったので、前回と同じ治療をした。治療後は症状が全く無くなっていた。早々と良くなったので、患者さんも嬉しそうな顔をして帰って行った。