臨床例

風邪の本治法と喉の痛み 2024.10.19

風邪の本治法

本治法は体力強化に効果があるので、ウイルスのように弱いところに入り込んで増殖するものを排除する。風邪の本治法は、肺肝相剋で、肺経、肝経、脾経、腎経を強化する働きがあります。

男性は左側の魚際と商丘、右側の中封と水泉を取穴します。女性は左右を逆にして右の魚際と商丘、左の中封と水泉を取穴します。

虚の反応ですから、知熱灸で5壮ずつ施灸します。肺経を中心に内臓全般にわたって強化する為、この本治法の治療と、背1-1Kと胸1-5Lにお灸をすると、簡単な風邪の場合はほとんど完治します。

ウイルスですから、一度叩いて効力を無くしても、再び増殖して勢力を盛り返すことがあります。その為、インフルエンザやコロナの場合は3日連続して治療することが大切になります。それでもまだ症状が残る場合は治療を継続します。

 

喉の痛み

風邪を引くと咳が出るため喉が痛くなります。この時、まず喉の何処に虚・実の反応があるかを確かめます。鍉鍼の4粒側・1粒側を喉に当て、脈を診ますと虚・実の反応が、喉仏の下辺り(前頚4-1K)に出ていることが多い。前頚4-1Kと前腕陰4-1K、下腿陰4-1Kを比較して、より強い虚の反応が出ている前腕陰4-1Kを治療します。前腕陰4-1Kは太淵2というツボで、橈側手根屈筋腱と橈骨動脈拍動部の間にあり、太淵穴よりも若干尺骨寄りです。

鍉鍼で必ず、虚の反応か、実の反応かを確かめて、虚の場合は知熱灸を据え、実の場合は鍼で実を取り除きます。間違うと咳と喉の痛みが悪化するので気を付けましょう。

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