臨床例

あせも 2010.07.31

あせも

 

 あせもを簡単に治す民間療法を紹介する。患者、93歳のおばあさん、ある日、治療中に、私は皮膚が弱くて、夏になると体中がかゆくて困ったものだが、ドクダミエキスを作って体に塗るようになってから、体がかゆくなるといつもそれを塗って治している。

 

 この前も近所のおばあさんに教えてあげたら、とても喜ばれて、夏はこれがないと過ごせなくなったよ。いつも傍に置いて、体がかゆくなると塗っているんですよ。

と言ってお礼を言われたそうだ。

 

 作り方を教えてくれんかね。私も興味があった。花の咲く頃のドクダミを摘んできて25度の焼酎に漬けて、3か月経過したころから利用できる。

 

 ドクダミは摘んできたのを洗って、軽く陰干し、しんなりとしたら、瓶に詰め込む。それだけでOK。私は花の咲く頃のドクダミがなかったので、夏のドクダミを入れた。

 

 3合瓶の焼酎の1合を取り分けて置き、ドクダミを詰め込んでから、取り分けておいた焼酎を、瓶いっぱいになるまで戻す。そして、3カ月過ぎたころ、ビールの色くらいになったのをつけた。本当は1年ぐらい置いて、コーヒーの色くらいになったのが一番よく効くという。

 

 あせも、湿疹、虫さされ、何でもかゆいところがあれば適当に塗ってみた。確かにちがう、翌日には3分の1くらいにかゆみが減った。

 

 その日から、かゆいところがあるとすぐ塗っているが、よく効いている。

 

 夏は汗をかくことによって、体内の不純物が体外に排出される。体表面にいる細菌が汗の排出物を餌にして繁殖する。このため皮膚がかゆくなり、あせもや湿疹ができる。

 

 またアレルギー体質の人にとっては、このかゆみと皮膚の過敏性が相乗効果となり、ひどいかゆみとなる。描くことによって皮膚を傷つけ、湿疹となる。

 

 ドクダミエキスは、25度のアルコールが消毒効果を出し、細菌の減少に効果があり、ドクダミの成分が皮膚の強化に寄与するものと思われる。

 

 簡単に作れるドクダミエキスは、塗ってもさらっとして、あまり匂いもしない。近くに置いておくと、いつでも簡単に塗れるので重宝する。夏になったら体がかゆくなる人、子供にあせもが出る人は、ドクダミエキスを作って試してみてください。

 

 

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