邪の処理 2014.03.27
風邪をひくと、浮脈がより浮いて広がります。この時に絡穴に鍼をして、陽経にある邪を取り除いてやると、浮脈は細く締まり、患者さんも気分が良くなります。
本治法の証に従って絡穴に鍼をします。
本治法で補うことになった経絡の表裏関係にある陽経を使います。
例)
心経、肺経、脾経、腎経を使う脾腎相克証の場合
心経 → 小腸系の支正穴
肺経 → 大腸経の偏歴穴
脾経 → 胃経の豊隆穴
腎経 → 膀胱経の飛陽穴
を、本治法の取穴部位と同側で接触鍼します。
軽くさっと接触鍼をするよう心がけてください。