奇経治療の取穴 ② 2014.05.02
奇経治療で使用する経穴の中で、奇穴の取穴方法について解説します。
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茶色の点が経穴、紫のラインが指標となる腱や骨です。
大腿(陰経)・上腕(陰経)または腹部・胸部の反応~ 内関・公孫編
*内関(心包経)
部位 前腕部の前面、手関節横紋の中央(大陵穴)の上方2寸にある。
取り方 大陵穴の上方2寸に取穴する。
*公孫(脾経)
部位 第1中足骨底の内側で太白穴の後1寸にある。
取り方 太白穴から近位に向かって擦上すると陥凹が触れる。第1中足骨部の遠位陥凹部に取穴する。
手足の甲または頭の反応~ 太衝・通里編
*太衝(肝経)
部位 第1中足骨底と第2中足骨底の間で、行間の後2寸、動脈に応ずるところにある。
取り方 第1・2中足骨間を中足骨底部に向かって擦上したときの、陥凹部に取穴する。
(注)当院では、第1中足骨寄りに取穴します。
*通里(心経)
部位 前腕前内側、豆状骨の上縁橈側の上方1寸に取穴する。
取り方 神門の上方1寸で、尺側手根屈筋腱の橈側に取穴する。
(注)当院では、橈側ではなく尺側に取穴します。