中国の素門、霊枢、難経にはすでに鍼灸の原点となる学問が記載されており、それが現在にも受け継がれています。2500年も続くと言うことはそこに真理があるからです。
鍼灸には真理がある
真理とは、何時でも、何処でも、誰にでも当てはまるという3要素を備えていなければなりません。何時でも、と言うことは2500年前から現在、未来永劫に続いてゆくのです。
何処でも、と言うことは世界中で、誰にでもは、老人から大人、幼児まで通用する3要素を備えています。
気の働きに付いて
人体はあまりにも複雑でその科学的な成り立ちは解明されていません。特に気の動きに付いては、まだ何も判っていないと言っても過言ではないでしょう。気とは炎のようなものでロウソクが燃えていても炎が一瞬でも消えてしまうと、再び燃え上がりません。これと同じことで、いくら若くて、健康で、内臓がしっかりしている若者でも,何かの衝撃で、気が一瞬でも途絶えると、そこから先は死体なのです。2度と生き返りません。それほど重要な気がどうして問題視されないのでしょうか。気とは、元気の気、空気の気、大気の気、気候の気であります。実際にあることは誰にでも判りますが、捉えどころの無い、科学的に数量化することの難しいものであります。この気が身体にとって医学的に重要な働きをしているのです。
気の流れ
12経絡、奇経8脉という気の流れが身体の中にあることを昔の人は、発見したのです。それを運用することによってあらゆる病気を治療していました。現在では鍼灸を肩こり、腰痛、痛み止め、ぐらいにしか効かないと思っている人が多いようですが、昔は皇帝を初め、家臣や庶民の重要な医学でありましたから、すべての病に対して大変な信頼を受けていたのです。
死体に気は存在しない
西洋医学では気の問題がまったくと言って良いぐらい問題視されないのはなぜでしょうか?西洋医学は細菌の研究、と解剖学から始まっています。解剖学は死体の解剖によって精密な基礎が出来上がりました。ところが死体には何処を探しても気というものは無いのです。どんなに健康だった人でも死体になった瞬間に気は無くなっています。気が無くなったから死体というのです。その死体の解剖が基礎となっていますから、気は全く研究材料とならなかったのでしょう。
気をコントロールする東洋医学
東洋医学では太陽の動きや、地球や星、季節、生物、生きた人間の病気の動きを細かく観察して出来上がったのが12経絡、陰陽5行説、奇経8脉、など気に関する学問です。気に関する学問ですから、これまた捉えどころが無く、1+1=2というようなかっちりしたものではありません。その気を自由自在にコントロールするのが東洋医学です。西洋医学で行き詰っている未知の医学、それが東洋医学の中に生きていると言えるでしょう。
鍼灸は現代病に力を発揮する
生活習慣病、慢性病、老人社会、などで病人がますます増える社会においてハッキリした病気も無いのに、いろいろな症状を訴える人が多くなっています。このような時こそ、気の医学である東洋医学が力を発揮するのです。
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