健康な人は食欲旺盛ですから、腹8文目にすることはなかなか大変なことです。しかし3度の食事はきちんと取って間食は絶対しないという生活を続けた場合、驚くほど健康になります。暴飲暴食をした場合、夜の8時から飲んで食べ始め10時に終わったとします。
腹いっぱい満腹になってご機嫌で寝た場合、(食事の内容が脂っこい、肉食中心)その消化時間は約7時間かかります。本人はぐっすりと気持ちよく寝込んでいますが、内臓は消化作業に徹夜仕事を課せられているのです。
内臓は朝方やっと消化作業が終わり、休めると思ったらもう朝ごはんです。内臓は休まる暇がありません。
大腸内では全く質の変化した栄養が吸収される
その食事が消化されて大腸まで来ると、今度は腸内細菌が高温の腸内で侵食作用を行います。このとき吸収された栄養素の質が問題となります。大腸内は高温ですから肉類は腐敗が早く、しかも暴食していますから大量の内容物が蓄積しています。大腸内は細菌の巣窟のような所ですから浸食作用で内容物は発酵食品のように全く質の変化した物となります。
ここから吸収される栄養物は、胃や小腸から吸収される栄養物と全く質の違うもので、現代医学では想像も付かない未知の物質が多く含まれています。
これが身体にとって大変重要な働きをする栄養素なのです。しかし良い環境の中から吸収された物と、肉食中心の暴飲暴食から吸収されるものは、質が全く違います。質の悪いものを吸収するのです。
病気は自分の過去の経歴
暴飲暴食をしている人の顔色を見ると、赤黒く、でっぷりと太っている人をよく見かけますが、これは血が濁っている証拠であります。このような食生活を続けていますと、癌、心臓病、脳卒中、の3大成人病になる確率はきわめて高くなります。血がどろどろになり身体各部に多大な負担をかけ、その負担に耐えられなくなった部分が病気となって現れます。病気とは自分の過去の経歴がしっかりと積み重なり、現在の病気になっていることを認識しなければなりません。
生活習慣を切り替えよう
病気になった時、自分の何処に問題点があったのか、しっかりと自分の過去を振り返って考えることも必要です。幸い人間には自然治癒能力が備わっていますから、気が付いた時点からでも健康的な生活に切り替えて行くとどんどん良くなる可能性は大いにあります。
酒が飲めて、食欲旺盛ということは、内臓が健康でしっかりしている証拠ですから、暴飲暴食をやめて正しい生活習慣に切り替えることが出来た人は、健康で長生きできる道を選んだ事になります。
腸内細菌の善玉菌が大活躍
腹8文目は夕食後3時間以内に胃の内容物は(野菜食中心)消化されますから、寝る時は自分も内臓も共に休めるのです。大腸内でも適量の内容物が腸内細菌によって侵食され、食物繊維の多いかすは肉類の腐敗しやすい食物を包み込んで大腸を刺激、大便の排泄を促し、スムーズに排便されます。
大腸内での食物繊維は、腸内細菌による侵食の際に善玉菌による、質の高い栄養素となり吸収されます。腹8文目は初から最後まで身体にとって、余裕と安らぎのある理想的な食生活といえるでしょう。更に適量の栄養物ですから、太りません。これが又、身体にとっては、非常に大切なことです。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00