風邪引きと睡眠
風邪ひきと睡眠は関係が深いことを知っていますか?よく寝て体を休めると風邪なんか吹っ飛んでしまうように思いますが、その逆であることもあるのです。
睡眠中は交感神経(昼間の活動)から副交感神経(夜の睡眠時間)に変わります。夜中は全身の血液が肝臓の中に半分くらい入って血液もお休みします。お布団で保温して、残りの血液が循環し、身体を守っています。
身体を守っている血液が少ないところに、ウイルスが入り込む隙があります。
夜の食事を沢山食べて、すぐ寝ると食物を消化吸収するために、内臓は何時間も残業することになります。ただでさえ少ない血液は、内臓の消化吸収作業に集中しています。少しのウイルスが入り込んでも対応する暇がありません。
その間にウイルスは10秒毎に倍々と、ネズミ算式に増えてゆきます。5時間もすると、何十億個ものウイルスが体内の弱いところに住み着いて活動を始めます。
朝起きたら鼻の奥が焼け付くように痛い、喉がいがらっぽくて困る、頭がずきずきする。熱が高く咳や鼻水も出てきた。等の症状が朝起きた時に出てくることがあります。
寒さと乾燥で繁殖するウイルスは、呼吸で入ってくる冷たくて乾いた空気に、水を得た魚のように活発に増殖します。まして血液が消化吸収に追われて、ウイルスを見逃している時こそ、思いっきり繁殖が出来ます。
冬、インフルエンザが大流行するのも、冬の寒さと乾燥はもちろんですが、寝る前の過食が大きく関係しているのです。
インフルエンザに掛らない為には、夜食を少食で早めにして、3時間くらいで空腹になった状態で、寝ることです。こうすると夜中の少ない血液でも、充分ウイルスに対抗することが出来ます。
インフルエンザの季節、参考になれば幸いです。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00