便秘と食生活
75歳、男性、便秘が酷くて鍼灸治療院にやって来た。若いころから便秘症で便が出ないとその日、1日気分が悪い。食べ過ぎ、肉や脂っこい物、旅行、長距離の運転、でも便秘になる。便秘薬は、便意だけが酷くて便は出ないことが多い。
便秘薬は自分の場合、逆効果のようなので飲むのが怖い。その為、便が出ない時にはどうしたらよいか本当に困ってしまう。もう75歳だが、死ぬときは便秘で死ぬのではないかと思う事もある。
便が出ない時は便所の中で1時間くらい頑張っていることもあり朝、便所にいくのが怖い、便が出なかったらどうしょうと思う。
便秘はねえ、小腸と大腸の環境を整えてやることが大切なのです。お客さんの場合、たぶん食生活で悪い物を取っているのではないですか?いや、食生活にはとても神経を使い、悪いものは一切食べていないつもりです。
玄米菜食で、肉類は控え、お菓子類もなるべく食べないようにしています。では、この食品優劣ランク表の注意する食品の欄に書いてある食品で、時々食べている食品があれば丸を付けてみてください。
しばらくランク表を見ていたが、どんどん丸を付けだした。普通に良いと思って食べている、海苔、マヨネーズ、ドレッシング、緑茶、食パン、ソーセージ、などかなり多くの食品に丸が付いた。
なんでこんな食品が悪いのですか?これはねえ、食品添加物の多い食品に対して身体が拒否反応を起こすのです。それを脈診術で鑑定すると食べてはいけない食品が浮かび上がってくるのです。
食品を手に取ると、脈はその食品が良いものか悪いものか変化を起こします。身体の中にはμ㌂というごく微少の電流が、頻繁に流れ脳や各臓器との連絡に大活躍しています。
その電流がすばやく食品の良し悪しをキャッチして脳に伝えます。脳はその伝達によって脈流を変化させます。その変化を脈診術でとらえて、食品優劣ランク表を作り上げたのです。
緑茶などは身体にとても良い食品だと思っていました。ところが脈診術で鑑定したところ下位の方にランクされたのです。何故だろうと思いネットで調べました。緑茶は1番茶、2番茶、3番茶と3回に分けて摘みます。
1番茶は5月に摘み、まだ気温が低いので農薬は3種類だけ使います。2番茶は7月に摘みますから気温が高く虫が沢山います。農薬は13種類使うそうです。3番茶は8月に摘みますが葉が少し硬くなりますから、8種類の農薬を使います。
これらの農薬がどうしても脈診で鑑定するときに引っかかるものと思います。
どうしてこのような食品がと思うものでも隠れた食品添加物が影のように潜んでいるのです。我々は好むと好まざるにかかわらず、全く知らないうちに害のある食品を食べています。
それらの食品を脈診術は赤裸々にランク分けすることに成功しました。食品優劣ランク表は多くの食品を1覧表にして、しかも社名まで公表して載せたところに利用価値があるのです。
このようなことを患者さんに説明すると患者さんも納得した。ランク表下位にある食品は食べないようにして、上位の優秀食品の欄にある食品を重点的に食べるようにしてください。
それから、便秘の人は野菜のお浸しを、毎食必ず1品つけて食べてください。発酵食品としては糠漬けが最高です。キュウリ、ナス、大根、などの糠漬けを必ず食べるようにするともっと良くなります。
この患者さん鍼灸治療をした翌日には、いつも快便が出るが、1週間後には又便秘になる。その繰り返しで2か月を過ぎた頃から便が順調に出るようになってきた。食生活の効果が出てきたものと思われる。
3ケ月を過ぎた頃から、鍼灸治療なしで便通は順調に回復した。今では食生活だけで快便が出ている。便秘は腸内の環境を整えることを、最優先にした食生活をすることによって解決するのです。
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