断食は遺伝子を変える
細胞の初期化は断食で行っているということを知っていますか?中山教授のIPS細胞は、普通の細胞を初期化することに成功したことに意味があります。普通の細胞は、皮膚なら皮膚、目なら目、骨なら骨の細胞には変化します。
しかし、皮膚の細胞が、一個の生物にまでは変化しません。ところがその皮膚を初期化して、羊のドーリーを誕生させました。1996年、イギリスで世界最初の実験に成功したのです。
初期化という操作はどのようにして行うかというと、乳腺の細胞を数週間、培養するのですが、そのうちの1週間、通常の栄養10パーセントを、0,5パーセントに減らします。栄養を20分の1に減らすと、細胞は極端な餓鬼状態に追い込まれます。
このとき遺伝子は、自分の生命を維持するため、初期化に還るのです。すなわち元の種に戻ります。種で冬眠するほうが生命を長く保てると考えられます。
初期化された細胞は、子宮に戻されると分裂を繰り返し、一個の生命体となり、羊のドーリーが誕生したというわけです。
大昔から、生物の変化は、ストレスをはねのけ、環境の変化に順応して、快適な生命維持のため、自らの遺伝子を変化させて生き延びてきたのです。
抗生物質を何度も投与していると、病原菌が遺伝子を変化させ、耐性を持った病原菌に生まれ変わり、抗生物質が効かなくなるということが起きています。これも病原菌が生き残るため、遺伝子を変化させた結果です。
遺伝子というものは固定的なものではなく、変化しやすいなものです。その変化はストレスに対して敏感に反応します。断食という最も生命に直結している食生活でストレスを与えると遺伝子は強くなります。
糖尿病、高血圧、心臓病、癌、などの慢性病が充満している現代社会の中で、半断食により遺伝子を強くすることは絶大な効果があります。50兆と言われる体内細胞すべてが強くなると、すべての慢性病に効果を発揮します。
昔からよく言われている、腹8分に病なし、は全くその通りで、腹8分の食生活をしている人は痩せてはいるが元気いっぱいの人が多いのです。
人間は普通、腹8分の食事で満足するようになっています。ところが、白ごはん、うどん、ラーメン、白パン、などの主食は精製されて、表面の栄養が全部剥ぎ取られています。ビタミン、ミネラル、カルシウム、食物繊維、など重要な栄養が無くなっています。
その為、身体は胃が腹一杯になるまで食べますが、それでも体は満足していないのです。栄養が足りていない為、もっと栄養を入れてほしいと訴えているため、食事が終わってもダラダラと、食べ続けている人は特にその傾向があります。
食料の豊富な現代において、栄養失調の人がとても多いのです。精製された白米、白パン粉、白砂糖、など栄養をすべて剥ぎ取った食品があまりにも多いからです。
その上、食品優劣ランク表の最下位にランクされている食品を、多く食べる傾向のある人は、糖尿病、高血圧、心臓病、うつ病、などの慢性病になる人が多いのです。
栄養が少ない食品で、身体がもっと栄養を入れてほしいと飢餓感を訴える事で、どうしても過食になります。炭水化物の多い食品は糖質ですから、血糖値が上昇して、膵臓から出るインスリンの出入りが激しくなり、やがて膵臓の機能が低下して糖尿病や様々な慢性病になりやすくなります。
食品優劣ランク表にある最上位の優秀食品を選んで食べていると、栄養の問題は解決します。食品添加物など身体にとって害のある食品は、ランク表の最下位にある食品は取らないようにしてください。
このような食生活をしていると、腹8分の食生活をしても、別にお腹が空いたという感覚は無くなります。栄養が十分足りていると身体は満足するからです。
腹8分の半断食と栄養のたっぷりある食生活は、あなたの健康にとって最も理想的な食生活となります。細胞の遺伝子が持っている活力を最大限引き出して健康な生活を送ってください。
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