不妊症の食事
貧乏人の子沢山、という言葉を知っていますか? 昔から伝わっている言葉ですが、この言葉には真実が込められています。
稲でも、草花でも、実を多く実らせようと思ったら、ストレスを適当に与えるのです。稲なら実が入る前に、水を枯らしストレスを与えます。そうすることによって実がしっかりと入ります。
花も水や栄養が不足してストレスが加わると、大急ぎで子孫を残すことに専念します。この原理をうまく利用して花の栽培をしています。
さて人間ですが、昔の貧乏人は食べることに不自由していました。そのくせ子供だけは、もう沢山と思っているにもかかわらず、どんどん生まれて、村中から、貧乏人の子沢山と笑われていたのです。
現代は豊食時代の中にあって、食べる事には不自由しません。過食、間食、夜食、甘い物、などが氾濫しています。これらの食生活を整理することによって、自分も健康になり、子供を自然に作れる、身体になります。
第1に考えなければならない事は、身体にストレスを与える為に、腹8分の食生活を送ることです。今まで食べたいだけ食べていた食生活に対して、とてもつらいストレスですが、これが一番大切なことです。
第2に間食、夜食、などはさけ、甘い物はなるべく食べないように、整理して下さい。そのかわり、3度の食事はきちんと取るようにして下さい。
第3に食事内容は出来るだけ何でも、片寄らないように、栄養が欠乏しないようにバランスのとれた食生活を心がけてください。特にミネラル分は大切です。
第4には、誰にでも当てはまることですが、食品添加物、マーガリン、ショートニング、古い油、スナック菓子、を食べ過ぎないように注意して下さい。
腎臓は子供を作る為の精子や卵子に深く関係しています。その腎臓が過食や甘い物の取り過ぎによって、機能が低下します。
過食を続けていると、胃が過敏になり過食が当たり前になります。その反対に腎臓は疲労がたまり機能が低下します。
腹8分にして、胃の活動を制限してやると、腎臓は活発になり、本来の機能を発揮します。
腹8分の生活を継続することによって、腎機能は本来の正常な機能を取り戻し、しっかりした、精子や、卵子を作り出します。
腹8分は、腎臓ばかりでなく、肝臓、心臓、膵臓、子宮、肺、などにも好影響を与え、総合的に健康体になりますから、医者いらずと言われるのです。
今回は過食気味の不妊症に絞って書いてみました。食欲不振で不妊症の人は別の問題があります。
不妊症は女性ばかりではなく、男性にも問題がある事が多く、旦那さまにも腹8分の食生活をお願いしてみてください。
精子が少ないし、その動きも悪い男性が、かなり多くなっています。過食を改めることによって、精子の数も、活動も活発になります。
半年とか1年くらいの長いパターンで、実行をしてみてください。必ず効果が表れます。
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