純粋はちみつの見分け方
一切の加工処理を行わない、天然そのままの蜂蜜が純粋はちみつです。ところが、水あめやブドウ糖を加えた果糖蜂蜜、加熱し減圧釜により蜂蜜を脱色、脱香した精製はちみつが出回っています。蜂蜜には様々な有用成分が含まれていますが、果糖蜂蜜や精製蜂蜜は加工過程でビタミン類が破壊されています。
では純粋蜂蜜と書いてあるものを選べば失敗がないかといったら、そうでもありません。市販の純粋蜂蜜はまがい物が多いのです。まがい物であるがゆえに、特に純粋蜂蜜という名前を使っている傾向があります。
かっては、「中身はほとんど水あめ、蜂蜜は風味を出すためだけ」などと、うそぶく業者もいたそうです。さすがに現在では、これほどの業者は珍しいです。それでも、食品偽装問題は、はちみつの世界では珍しい事ではないのです。
次に、当院の脈診術で検査した、蜂蜜の食品ランク表を記載します。
優秀食品 白い蜂蜜 カナダ産、
アカシア はちみつ ルーマニア産
はちみつ 農家から直接買い取りの物
とても良い食品 純粋ハチミツ レンゲ印、
オリジナル純粋はちみつ 熊手養蜂
はいからのはちみつ 正栄
良い食品 アルゼンチン産 純粋はちみつ さくら印
ちょい足し はちみつシロップ さくら印
ハンガリー産 純粋はちみつ さくら印
ヨーロピアン アカシア 純粋はちみつ ステックタイプ
普通の食品 はちみつ ステックタイプ 5本入り
以上のように優秀食品に入る、本物のハチミツは、11品目の内、3品目しか反応がありませんでした。このことから純粋と、ことさら純粋にこだわった名前を付けている商品に、偽物が多い感じがしました。
本物かどうかを区別するには、一概には難しいのですが、以下の4点に注意してください。
1 本物の純粋ハチミツは透明度が低く、濁っています。花粉などが含まれている為、ぼんやりとした感じがしますので、前方を透かして見ることが出来ません。
2 瓶を逆さにすると、本物には色々な酵素が含まれているので、きめ細かな泡がたつ傾向があります。何をしなくても、瓶の中でハチミツが発酵を続け、泡を吹く状態が続きます。
3 本物のハチミツは、温度を下げると結晶化して硬くなる傾向があります。これは、決して砂糖が入っているのではなく、ハチミツ本来の性質です。店頭で選ぶ場合は、固まっているハチミツを選ぶと失敗ありません。
4 紅茶の中に入れて、黒っぽく変色したら本物だと言われています。これは紅茶に含まれるタンニンにハチミツの鉄分が反応して起きる現象です。
5 本物のハチミツは、ガラスの瓶に入っている場合が多いような感じがします。
本物のハチミツを選ぶ場合は別として、ハチミツ全体の商品としては、食品ランク表の上位に来る商品が多いので、ハチミツは、おおむね良い商品といえます。甘味の調味料を選ぶ場合、ハチミツはお勧めの商品です。
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