玄米食はなぜ必要か
玄米と白米の違い
皆さんご存知のように玄米は豊富な栄養素を全部備えている生きた種であります。生きている為、水に付ければ発芽するし、1年間保存しておいても種としての生命力があるので腐る事はありません。
玄米には食物繊維、ビタミン、ミネラル、カルシウム、タンパク質、脂肪酸、など人間が必要とする栄養素がほとんど備わっています。その為、食生活において主食としての価値が高いのです。
玄米は充分な栄養素を保有しているので、少ない量でも身体が満足し、白米よりも腹持ちが良くなります。又、豊富な栄養素の為、肥り過ぎや便秘などが少なくなります。
白米は、精製されている為、必要な栄養素、食物繊維、ビタミン、ミネラル、カルシウム、脂肪酸、などが全部剥ぎ取られています。残った胚乳の部分だけが白米として食卓に出されることになります。
白米の欠点は5つあります。
1、 上記でも書いたように精製されるときに、必要な栄養素がほとんど剥ぎ取られて、栄養素が丸裸の状態になって、タンパク質(糖質)だけが多くなっています。栄養不良食品なのです。
2、 タンパク質(糖質)を食べると、エネルギーとなって体内で急激な血糖値の上昇が起きます。身体は血糖値を正常な値にするため、インスリンを緊急に出動して血糖値を下げます。
食事の度に、インスリンの緊急出動を繰り返していると、膵臓にかかる負担が大きくなります。何年も膵臓に負担を掛ける生活を続けていると、やがて糖尿病になる危険性が高くなるのです。
3、 白米は栄養不良食品である為、体内に取り込まれた時、必要な栄養素を体内にある栄養素から抜き取って、白米に付け加え、初めて一人前の栄養素となるのです。その為、信じられないでしょうが現代人は、栄養失調の人が多いのです。
4、 糖分は脳の栄養となるので、脳は糖分が大好きです。白米を美味しいと感じるのは脳が美味しいと感じる為です。上記でも書いたように糖分は紙のように火をつけると、パッと燃えて、すぐ消えてしまいます。
ぱっと燃え上がった時に血糖値が急上昇する為、インスリンが出て血糖値を押さえます。その後すぐに消えますので、血糖値は低下しすぎるのです。
血糖値が低下しすぎると脳が糖分を欲しがりますから、お腹がすいたり、糖分がやたらに欲しくなったりします。その為、間食、甘い物の取り過ぎ、過食、が多くなる弊害が起きます。
5、 白米は精製されるため、死んだ米となります。死んでしまうとその時から酸化が始まり、時と共に腐り始めます。白米を買って何日も置いておくと、酸化がどんどん進み、一定の日にちを過ぎると腐敗食品となっています。
上記の比較でも分かるように玄米と白米では、健康にとって大変な違いがあります。日露戦争の時に大変な数の戦死者が出ましたが、戦闘での死者よりも多くの将兵が脚気で死亡したのです。
白米を食べていた将兵には、玄米の栄養が足りていなかったのです。玄米の持つ栄養素を軍医が軽視していた為、そのような悲劇が起きました。現代人にも栄養失調の人が多く居るのも、白米、白パン、が大きく関係しています。
玄米の炊き方についての説明
玄米は発芽玄米にして、雑穀を混ぜて炊きます。玄米4合と雑穀1合を、水につけ1晩寝かせます。これで玄米は発芽玄米となります。夏場と冬場では発芽の違いはありますが、そこは気にしないでください。
その水をいったん捨てて、新しい水を玄米水量で、5.5合の所まで入れ炊飯のスイッチを入れます。これで軟らかくて美味しい玄米飯が炊き上がります。雑穀は、麦、小豆、ハトムギ、ヒエ、アワ、など精製していない雑穀なら何でも構いません。雑穀を入れる事により複合的な栄養を得ることが目的です。
発芽玄米にするのは、玄米が発芽した時にギャバと呼ばれる栄養素が生まれ、その効用は不安、イライラ、高血圧、ボケ、に繋がる要素を予防、緩和する効果があるとして最近特に注目を集めているからです。
玄米は出来る事なら素性の正しい無農薬米をネットで注文して使用してください。私は伊豆ふる里村の無農薬米を見学に行ったとき、近所の田んぼと明らかに稲穂の色が違っていました。又、無農薬米の田んぼだけ猪が入り食い散らかしていました。猪も無農薬米が美味しかったのだと思います。
次に水について説明します。
水は水道水を使用しています。オヤ!と驚くかもしれませんが、水道水を7リットル入りの大きな瓶に入れ、1晩寝かすと、塩素が飛びますので毒素は残りません。その上、1晩ねかす時に備長炭(炭)を1本入れて不純物を吸収させます。
このようにして得られた水は、脈診術で検査すると、スーパーで売っている普通のペットボトルの水と比較してもその上をいく水となっています。ペットボトルでの保存期間が、新鮮な水道水から塩素を飛ばしたものより劣るのではないかと考えられます。
料理の時に水はジャブジャブ使うので、ペットボトルの水を使っていたのでは費用が多くなり過ぎるので、私の所では上記の水道水を使っています。備長炭は3本用意しておいて、3日に一度交換します。
残りは干すことによって、その機能が回復します。夏場には備長炭を1か月に1回、10分ほど煮沸消毒します。水道水の水といえどもこのようにすれば、ペットボトルの水よりも良い水となります。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
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