牛乳とアレルギー
薬疹と云う言葉を聞いたことがあると思います。薬はほとんどの薬において、薬疹が出る可能性を持っています。それほど化学薬品は体にとってはあまり良くない成分が含まれているということです。
食品添加物、農薬、遺伝子組み換え作物など身の回りは、アレルギーとなる食品に取り囲まれている現状です。
その中でもトップクラスが牛乳であります。牛乳は自然界では子牛が生まれて1時期だけ、牛乳が出るのがあたりまえです。ところが金儲けのために、生きている間は、お乳を出さなければなりません。
そこに不自然な無理が生じてきます。その無理が乳腺炎となって現れ、乳牛のほとんどは、乳腺炎に悩まされています。
その乳腺炎を治療するため、えさに抗生物質、抗菌剤、等を混ぜて食べさせています。
アメリカで生産される抗生物質は、年間、1万2000トンであります。その8割までが飼料用として使われています。
日本では7年前まで抗生物質が牛乳に含まれることを禁止していました。ところが、アメリカ産の乳製品には、抗生物質が検出される事が多いのです。
そこでアメリカと日本の間で、貿易摩擦が起こりました。アメリカの強引な圧力に屈した日本は、抗生物質の検出量が何ppm以下ならかまわないという基準を作りました。
ところがその基準を作った為に、日本でも抗生物質を使っても良いということになりました。
今では、ほとんどの牛乳に抗生物質が検出されます。何ppm以下と云う基準がありますが、膨大な数の乳製品を検査することはできません。ほとんど野放しの状態です。
アレルギーの子供、男性の精子減少、女性の不妊症、など最近はどんどん増えてきています。牛乳だけが原因とは限りませんが、牛乳がその原因となるトップランナーである可能性があります。
国民の食生活を代表する、栄養価の高い牛乳、アメリカの圧力による貿易摩擦があったにせよ、国民の健康を犠牲にする妥協は許されないことであります。
日本政府も国民の健康に関することだけには、安易な妥協は断固としてはねつける独自性を持つべきです。そして健康に関するすべての添加物の総見直しをやってもらいたいものです。
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