夜眠れない、昼間眠たい なぜ
夜になると、いろいろ考えて、眠れない。考える必要もないことでも、いつまでも繰り返し繰り返し考えてしまう。
やっと眠れたかなと思っても、夢ばかり見て熟睡できない。しかも悪夢を見る事が多い。
夜寝られないから、昼間眠くて仕方がない、仕事に差し支える。何とかならないものか? そのように考えている人が案外多い。
このようになるのは頭の中で1部分が弱っているためです。頭の中の弱りは頭部表面に必ず、ここの中が弱っていますよという窓口を作っている。
鍼灸の経穴で言うと、頭のてっぺんに百会穴というのがある。ここが窓口でその内部に弱っているところがある。
夜中は、肝臓の中に血液が集められ、全身には必要最小限の血液しか流されない。それによって熟睡できるようになっている。
ところが脳の中に弱っている部分があると、夜中になって、全身に送られる血液が少なくなる。脳の中で弱っている部分は、少ない血流では死んでします。脳が死んでしまうということは生命にとって大変なことです。
そこで脳は、もっと血液を流せと、命令を出します。脳は王様ですから絶対の権力があります。内臓は命令されるまま血液を流します。
血流が必要最小限になって初めて安眠できるのに、昼間と同じだけ血液が流されると、体は交感神経優位になって、寝ていられないのです。
寝られない、無理に寝ても眠りが浅い、悪夢を見る。など弊害が起きて安眠できません。
ところが昼になると、血流は充分流れています。脳の弱っているところにも必要なだけの血液が流れてきます。こうなると昼間だというのに眠くて仕方がない。昼と夜が逆転するような事態になります。
脳の中の弱りがこのような症状を起こして、困っている人は案外多いものです。鍼灸治療では百会穴に知熱灸をして補います。これによって頭の中まで治療が出来るのです。
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[施術時間]
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