現在、日本の医療費は約28兆円、それが2025年には56兆円になろうとしている。婦人科、小児科を中心に患者が多すぎて、医者が過労で倒れる時代だ。
その患者がこれからもますます増え、17年後には患者が今の倍になると厚生労働省は試算している。
科学が発展して、医学会も日進月歩だと医者は豪語している。それなのになぜ日本の患者数は増えてゆくのか?
そこには医学会の間違った方向性が隠されている。
合理性の高い西洋医学では、病気の患部を正確にカメラで取り、細胞を検査して、綿密に患部の状態を把握することから医療が始まる。
いかにも合理的、科学的で誰が考えても間違っていない医学のように思える。
しかし、この方向性は原点において間違っているのだ。
膝関節症を例に取ってみよう。
膝の骨、じん帯、筋肉、リンパ液、血流、など、レントゲンや精密検査で患部の状態を徹底的に解明してから治療に当たる。
骨が弱っていた、筋肉が衰えている、じん帯がボロボロ、血流が悪いなどのことが判ったとしても、この部分的な衰えをどのように治してゆくのか。
この衰えのため、膝に水が溜まり痛くて歩けない、とりあえず水を抜いて痛みを和らげるしかない。後は栄養剤、血流をよくする薬、湿布を貼る、歩行補助具などをつけ、リハビリをして、自然に部分的な衰えが回復するのを待つしかないのだ。
どうにもならない場合、手術、人工関節と、あくまでも部分的な治療にこだわっているのが西洋医学である。
気の流れという医学が西洋医学には無い
もともと解剖学から始まった西洋医学には気の流れという医学が無い。どんなに若くて元気な人でも、一瞬でも気が消えると死体なのだ。死体解剖は人間から気がなくなったら死体であるから、気の無い人間の解剖では、気の学問は生まれてこない。
まったく気の流れというものを考えていない西洋医学は、部分的な治療法しか考えられないのが現状である。
東洋医学には気の流れがある。
膝には内側に肝経、脾経、腎経、という3本の気の流れるルートがある。外側には胃経、胆経、膀胱経という3本のルートがある。膝だけでも6本の気が流れるルートがあります。
気の流れは頭の先から手足の先端まで流れている。
膝の内側、肝経のルートが故障して、膝の痛みが出ている場合、肝臓を中心とした、肝臓系統を活発にする治療を施します。
腹に期門穴という肝臓系統を活発にする、重要な穴がある。
ここを補うことによって、肝臓系統は修復され、肝経全般の気の流れが活発になります。
気の流れが活発になると、膝の故障している部分にピンポイントで気が送られてきます。
気が活発になると、血液、リンパ液、栄養、その他すべて必要な要素が充満して、本人の身体の力で、膝の痛みは修復されるのです。
医学会の展望
医学会は自らの誤った方向性を省みることもなく、それが正しいと確信していまだに突き進んでいる。
その結果、患者数は予想どうり、17年後には倍増するだろう。国家予算も倍増して、ますます医療が受けられない時代が来る。手術が治療の最先端となり、医者の好きな日本人は、切られの与三郎のように身体は、手術の跡でいっぱいになっていることだろう。
医療過誤問題で裁判は年々増え、医者も患者も嫌気がさして相互不信となる。
産婦人科、小児科、医師不足の現状は、他の科目にも波及して、医師、看護婦の取り合いは今後ますますひどくなるだろう。
気の流れを重視した治療家は絶滅の危機
身体の中に気の流れがあることは、西洋医学の医者もわかっている。しかし、流動的な数量化することの出来ない、雲を掴むような気の流れを研究する学者は現れてこない。
しかし、すでに2500年前、中国では気の流れを医学に活用していた事実がある。
それを受け継いでいるのが鍼灸、マッサージ、漢方薬を扱う東洋医学系の治療師だ。
ところが西洋医学に翻弄されて、治療師10人のうち9人までが西洋医学を取り入れた治療をいている始末である。
古典にある、気の流れを活用した医療を身につけるのには20年もの修行が必要となる。
それでやっと一人前の生活が出来る治療家になれるのだ。
気の遠くなるような貧乏生活を耐え抜いた一握りの治療家が残っているだけだ。
気の流れをこの日本から絶滅してはならない。
日本の医学会が真剣に気の流れを研究する時代が来て欲しいものだ。
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