朝早く、眠れない 香川県 高松店 丸亀店
不眠症でも、朝早く目が覚めて寝られないタイプの不眠症があります。朝の4時、5時ごろに目が覚めます。朝と言っても早すぎるので、この時間帯に目が覚めると寝不足になってしまいます。また、この時間はおしっこに行きたくなって起きると、もう寝られないのです。
このタイプは、肺経の実が関係しています。4時、5時、は肺経の時間帯です。肺経の陽は大腸経で、大腸経も朝方の眠りに関係してきます。肺経の実は、眠り全般に関係してきますが、大腸経の実は朝方の、眠りだけの妨げになります。
肺経の実の上に、大腸経の実が加われば、朝方は完全に眠れなくなります。眠りが浅いと、やたらおしっこが近くなり、夜中は何とか眠れますが、朝方はもう眠れません。
臨床例
75歳 男性 年を取ると夜中のおしっこが近くなり、2時間から3時間おきにはトイレに起こされる。夜中は何とか眠れるが、朝方になると、どうしても寝られなくなる。朝方おしっこに起きると、今日も眠れないのかと不安感が募る。
毎日、朝早くから眠れないと、本当に困ってしまいます。
治療 大腸経を提鍼で探してみると、手背5-5K(手背の拇指付け根、手首より)に実と虚の反応がはっきりと出ていた。ここは陽谷穴の少し拇指寄りです。
提鍼で実の反応がある所に印をつけ、接触鍼をして実の反応を取り除き、その後、残っている虚の反応に対して知熱灸を据えた。
次回は3日後に来てくれるように予約して帰ってもらった。3日後に来院して言うには、最近は朝方、全く眠れないということは無いが、朝方は夢ばかり見ていると言う。
手背5-5Kを提鍼で探ってみると、まだ実と虚の反応が残っている。もう一度、入念に反応が取れるまで治療した。
次回、来院した時に、自分は手の甲に、鍼を滑らせたり、知熱灸をするのを見て、こんなことで治るとは思っていなかった。意外ですねえ、治りましたよ。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00