臨床例一覧｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

オシッコが近い　高松店　丸亀店

臨床例　７５歳　男性
オシッコが我慢できない。催したかなと思うと、もう矢も楯もたまらず便所に行かないと漏らしてしまう。その上、尿の切れが悪く、いつまでもボチョボチョとでる。もう終わったかなと思ってしまうと、少しちびってしまう。

　夜中にも３回～４回起きて便所へ行く、夜中の便所では、尿の出が悪い、全部で切らないでストップしてしまう。３分くらいウロウロしているとまた普通に出る。こんな状態がもう半年も続いている。

　先生なんとかならないものですかね。夜中に何回も便所に行くものだから、充分寝た気がしないのですよ。ひとつよろしくお願いします。

　診察

　足の下腿内側は、陰部と関係している。下腿内側の虚実をまず調べてみた。下腿内側は虚の反応が強い。大腿陰、足底、足背、下腿陽、大腿陽、など各部と比較脈診をしても断然、弱い反応を示している。

　これは陰部に関係する経絡の治療点を探して、知熱灸をすればよくなると判断した。足の指で一番虚があるのは、足薬師内端であった。足薬師内端は腎経の２行線である。

　腎経と尿の関係は深いので、この経絡から追っかけて行った。ウエーブで下腿内側に飛び、陰谷穴２（陰谷穴と陰陵泉の間）を治療点とした。
　　
　陰谷穴２に対して虚の反応がなくなるまで、知熱灸を据えた。この治療が終わると膝の内側がポカポカしてとても気持ち良いと言っていた。

　３日後に来院して言うのには、尿が出そうになっても、しばらくは我慢できるようになった。夜中のトイレ回数は３～４回から２～３回に減った。尿の出も多少ではあるがよく出るようになった。とのことであった。

　その後、治療に来るたびに、陰谷２の施灸をしている。効果は徐々に改善している。若い時のようなことは無いが、半分くらいは改善されている。

<施術動画>

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