足底 土踏まずの痛み 高松店 丸亀店
臨床例 58歳 女性
左足、土踏まずが歩くときにピリッとくる痛みがある。じっと寝ている時も痛いが、じっとしている時よりも歩いた時のほうが、痛みが強い。
歩く運動をしているが、土踏まずが痛いので、足底をかばいながら歩いている。これは少し良くなるまで、運動はしない方が良いのではないかと思っている。
診察
左足底が実なのか、虚なのかを提鍼を当てて検査した。実の反応がある。足底の中でどこが一番実なのかを調べた。足の小指内側に実と虚の反応があった。足の小指内側といえば腎経の1行線である。
腎経はあまり実の反応がないところなので、鍼はしたくないのだが、はっきりとした実のある場合は、鍼をしている。
痛いところは左足底の1-4k(湧泉穴より少し足首より)であった。ここを押すと圧痛がある、しかし、治療点はここではない。
左足底からウエーブで右下腿内側に飛び、ここの実を比較脈診で調べてみると他のブロック(足背、足底、下腿陰、大腿陽、大腿陰)よりも一番実であった。
ということは、治療点は右下腿陰にあることになる。腎経の1行線で右下腿の1-4Kは築賓穴あたりになる。
提鍼で最も実の反応が強いところを特定して印をつけた。実と虚の反応であるから、接触鍼をして実の反応が無くなってから、知熱灸を据えて虚の反応を取り除いた。
治療を終えて、立ち上がってもらい足踏みをしてもらった。初めに10の痛みがあるとすると、現在は1くらいの痛みになっているという。
現在は痛みというよりは、違和感がまだ残っているという感じだと言う。その後、あと1回の治療でこの痛みは完治した。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00