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臨床例

ふくらはぎの痙攣 2017.03.16

ふくらはぎの痙攣 高松店 丸亀店

 

臨床例 58歳 女性
腓腹筋の痙攣で困っている。夜中に少し足を延ばしただけで、キュンと引きつり、痛くて目が覚め、その痛みがなかなか収まらない。昼間でもなんかのはずみで,よく引きつる。

 

 ふくらはぎの痙攣はよくあるポピュラーなものですが、これも1日に何度も起き、しかもなかなか収まらない痛みや、夜中の引きつりで目が覚めるのは困ったものです。

 

 痙攣は実の症状でありますから、どの経絡に実の症状があるかを探して、的確に取り除けば、すぐに収まります。

 

 ふくらはぎは下腿陽ですから、陽経の変動です。足背の指の中でどの指に実があるか、提鍼で調べてみると、膀胱経の2行線に実と虚の反応があった。

 

 さらに、足背薬指(膀胱経2行線)のどこに実の反応があるかを調べてみた。足背3-2Lに実と虚の反応がある。そこからウエーブで下腿陽に飛んだ。

 

 治療点は下腿陽の3-2L(膀胱経2行線でふくらはぎの中央付近)となった。


 実と虚の反応であるから,接触鍼をして実の反応を取り除き、後に残った虚の反応に対して知熱灸をして補った。

 

 この治療をしてから、足首の曲げ伸ばしをして、引きつり具合を確認。特に指先を前屈させた時の状態を診て貰った。

 

 今までなら、足の指を前屈させたら必ず、ふくらはぎが引きつっていたのだが、今は引きつる感じはない。

 

 先生こんなに早く治るのですか? また、引きつるようになったらどうしましょう。実の反応を取り除きましたから、今後しばらくは、ふくらはぎの引きつりはないと思います。

 

 ただ、ふくらはぎ以外の場所、例えば足拇指の引きつり、むこうずねの引きつりなど、治療していない所は、場所が変われば引きつりは出てきます。

 

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