息苦しい 丸亀店 高松店
臨床例 35歳 女性 息苦しい
1カ月ぐらい前から、息苦しい感じが強くなり、最近では息が詰まるのではないかと思うぐらい息苦しくなる。息苦しくなると気分も落ち込み、不安感も出てくるような感じだ。
食欲も落ち込み、あまり食べたくない。全身的に元気が衰えてきているような感じもある。これではいけないと思い鍼灸治療にやって来ました。
診察
診察してみると甲状腺機能低下と胸の弱りがあった。全身的な元気の衰えや食欲の落ち込みなどは、甲状腺機能低下が原因である。治療点は右下腿陽4-1K、と左下腿陽3-1Lに虚の反応が現れる。
喉仏の下を4粒の提鍼で、横に撫でると虚の反応がはっきり表れている。これが甲状腺機能低下の反応で、喉仏の横を縦に撫でて出る反応が副甲状腺の反応であります。甲状腺に対して下腿陽4-1Kを使い、副甲状腺に対して下腿陽3-1Lを使います。
胸の苦しさと、不安感に対しては背3-1Kを使います。この組み合わせによって息苦しい感じは無くなります。
治療
下腿陽4-1K、下腿陽3-1L、この治療点は甲状腺機能低下を補助する治療点です。虚の反応ですから知熱灸で補います。知熱灸で3回ずつ補った。背中の3-1Kにも知熱灸で補う。
この治療後、息苦しさ、不安感、胸の苦しさ、気分の落ち込み、等はすっかり無くなった。本治法、その他は省略。
考察
甲状腺機能低下は、ホルモン関係の低下で全身の活力が低下します。不妊症、円形脱毛症、うつ病、不眠症、など多くの疾患に関係してきます。
最近どうした訳か、鍼灸治療に来る患者さん、すべてに甲状腺の異常がないかどうか提鍼で検査しているのですが、3人に2人くらいが、機能亢進か機能低下の反応が出てきます。
何がどのようにかかわっているかは、わかっていません。農薬、食品添加物、洗剤、薬、など化学薬品系の物質が関与している可能性があると私は見ています。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00