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臨床例

アレルギー性の湿疹 動画あり 2017.04.18

 

アレルギー性の湿疹  丸亀店  高松店

 

臨床例  男性  小学校4年生 アレルギー性の湿疹

 

 2日前にお寿司を食べに行って、腹いっぱい食べた。その日の夜から全身が痒くなり出した。翌日には全身に湿疹が出て痒くてたまらない。お母さんが鍼灸治療をよく理解している人で、すぐ鍼灸治療に行きなさいと言われてやって来た。

 

診察

 

 お腹から背中、手足などほとんど全身に、赤い湿疹が広がっていた。提鍼で湿疹の虚実を検査してみると、どの湿疹にも実と虚の反応が鮮明に出ていた。全身の湿疹の場合、特定の部位ではないので、どの経絡を治療して良いか分からない。

 

 そこで、本治法の証を立て、虚の経絡、実の経絡を浮き出してみた。湿疹は実と虚の反応であるから、こういう時は実の経絡を追いかけて治療点を見つけ出す。

 

 本治法は合水穴を使う、肺肝相克であった。標治法で一番実の強い経絡は、胃経、と肝経陽であった。この時点で、胃経と肝経陽の治療点を探し出して、そこに鍼灸治療を施せば治るという事が分かる。

 

治療

 

 足背の示指は胃経であるから、そこに提鍼を当てて実と虚の反応を診ると、胃経の経脈にはっきりと反応が出ている。さらに胃経の中でどの部分が最も実が強いかを検査すると足4-1Kであった。そこからウエーブで背中に飛び治療点は背4-1Kとなった。

 

 次に、肝経陽は足背、親指の経絡であるから、提鍼で検査してみると、親指の経脈に実と虚の反応が出ている。さらに親指のどの部分が、一番実が強いかを検査してみた。足5-1Kであった。そこからウエーブで背中に飛び治療点は背5-1Kとなった。

 

 背4-1Kと背5-1Kに接触鍼で35回ほどさすり、実の反応が取れてのを確認した。その後、残っている虚の反応に対して知熱灸を据えた。虚の反応も取れたのを確認して、湿疹の所を見ると赤い斑点が、かなり薄くなっていた。

 

 湿疹の上に提鍼を当て、虚実の反応を診ても、反応が無くなっている。どうですか、 身体の痒みは? 「全然痒くなくなった。」元気な大きな声であった。

 

 考察

 

お寿司に使われる生ものが、変質していたのではないかと思われる。それが胃や肝臓に負担となり、神経を通して脊椎の背4-1K、背5-1K、にアレルギー反応が起きたのである。

 

 背4-1K,背5-1K,は脊柱線上にツボがあり、そこから胃や肝臓に神経が伸びている。頭からの指令で、胃や肝臓に適量の胃酸やホルモンを出すように指示するのだが、脊柱線上にアレルギー反応があると、その指令に狂いが生じる。

 

 適正な量の胃酸やホルモンが処方されない為、消化不良の食物が小腸の方に流れ込み、その栄養が全身に行き渡り、全身のアレルギー反応となって、発赤、湿疹、痒みを引き起こしている。

 

 アレルギーの大元である、背柱線上のアレルギー反応を取り除いたことによって、胃や肝臓の機能が正常に戻り、全身のアレルギー性湿疹が収まったのである。

<施術動画>

 

アレルギー性の湿疹

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