水を触るとトイレに行きたくなる
丸亀店 高松店 埼玉店
臨床例 75歳 女性 水を触ると小便が出る
寒い時に、水道の水などを触ると、たちまちトイレに行きたくなる。という変わった疾患を持った患者さんが来院した。当院ではどんな疾患でも必ず原因があるとみて、治療をするように心がけている。
まず、水道の水を触るのだから手掌に問題があるはずだ。手掌の虚実を検査してみた。手掌、前腕陰、前腕陽、上腕陰、上腕陽、などと比較脈診をすると、なんと手掌が一番強い実の反応を示している。
という事は手掌にアレルギー反応があって冷たい水に触れるとおしっこに行きたくなる、過敏反応があるということになる。次に、手掌の中でも、手掌を5等分して、指先から手掌の付け根までを比較脈診した。中指の先端が一番実となっている。
その中指の先端を中心として全部の指の先端に、実の反応が出ていた。横に反応が出ているという事は、絡脈が実になっているという事だ。左右の指ともに実の反応が出ている。治療点は左右の手中指内端という事になった。
治療
実の反応であるから、手中指内端に接触鍼で35回ほど擦った。提鍼の1粒側を当て、脈を診ると実の反応がまだかすかに残っている。あと6回、接触鍼をしたら実の反応が無くなった。
両手の指先全部の実症状が中指内端の接触鍼だけで無くなっている。指先の実が無くなっているという事は、もう水を触ってもおしっこが出たくなる感覚は無くなっている事と思う。
水道の蛇口で、手を洗ってもらった。どうですか変化はありましたか?
不思議ですね、今は何ともないような感じです、という。
1回の治療では、その後の経過が分からないので、あと何回か来てもらうことを約束して、予約をして帰って行った。この患者さん、その後3回の治療で完治している。虚の疾患よりも、実の疾患の方が、治りは早い。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00