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臨床例

 

瞼の痙攣  丸亀店 高松店 埼玉店

 

 臨床例 女性 42歳 瞼の痙攣

 

1か月前から右の瞼がピクピクと痙攣して気持ちが悪い。何とか止めようと思っていても、自然に痙攣するので格好が悪い。そのうち治るだろうと思っていたが一向に治る気配がない。それどころか少し酷くなったような気もする。

 

肩こり、首コリも酷く、特に右がコル。痛いほどコリが酷く、その時には頭痛もする。肩こりが酷いほど、目の痙攣も頻繁に起きるような感じがする。

 

診察

顔面の痙攣であるから、顔面の痙攣している部分の反応を検査してみる。右まぶたの上が虚の反応を現していた。鼻の中央から右目の上を通り、耳の所まで虚の反応が出ている。右顔面4Kの反応である。

その4Kの内、何処が一番虚であるか、鼻の中央、右寄りに2粒のマグレバンを貼り、4粒の提鍼で他の部位と比較してみた。瞼の上側よりは、鼻の付け根寄りに虚の反応が出ていた。顔面の右4-1Kである。

右顔面と右足底はK脈で関連しておりますから、比較脈診します。右足底の方が虚でありましたから、治療点は右足底4-1K(足示指ナタ)という事になります。

 

治療 

右足底4-1Kに印を付け、虚の反応であるから知熱灸を据える。7そう据えたところで虚の反応が消えた。症状を聞いたところ、目の上の痙攣は無くなったとのことであるが、まだ目の下の痙攣が残っているという。

 

目の下は3Kのラインである。右足底3-1Kの反応を診たところはっきりとした虚の反応がある。そこで右足底3-1Kに知熱灸を据えた。反応が取れたところで、目の下の痙攣はどうですかと聞くと、今は何ともないという返事であった。

 

 その後、右肩こり、右首コリ、右頭痛の治療として次のような治療をした。


右肩こりに対して  左背4-3Kの接触鍼
右首コリに対して  左大腿陽3-2Lの接触鍼と知熱灸
右頭痛に対して   左太衝穴の接触鍼

 これらの治療により、目の痙攣、肩こり、首コリ、頭痛は完全に無くなった。
今回は顔面に対して、その関連部位である足底との比較において、治療点を簡単に見つける手法を披露した。

右顔面のK脈は、関連部位として右足底のK脈となっています。顔面に対して足底ではK脈は同側に飛び、L脈は反対側に飛びますから、右顔面K脈の治療点は右足底のK脈に治療点は来るのです。

 

全身マップ図が、顔面ではどうなっているか。足底ではどうなっているか。頭の中に全身マップ図が入っていると、関連部位を考えるだけで治療点をすばやく見つけることが出来ます。参考にして下さい。

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