膝が痛くて正座が出来ない
臨床例 女性 55歳 膝が痛くて正座が出来ない
2か月ぐらい前から膝が痛くなり初め、だんだん酷くなり最近では膝を曲げると痛みを感じる。正座などはとても出来ない状態である。そのうち治るだろうと思っていたのだが、逆に酷くなってきた。
診察
左膝の内側で、膝の裏側あたりに痛みがある。ここは腎経の1行線に当たる。足底左腎経の1行線に提鍼を当て検査してみると、左腎経1にはっきりとした実と虚の反応が出ていた。腎経の中でも先端の腎経1-1Kに反応がある。
左腎経1-1Kと右腎経1-1Kのどちらに実反応が強いか検査してみると右腎経1-1Kの方が強い反応を示す。そこから右大腿陰1-1Kに飛び治療点は右大腿陰1-1Kとなった。
何故、左腎経1-1Kと右腎経1-1Kを比較するかと言うと、治療点は頭以外、必ず反対側に来る。左腎経1-1Kが強い場合、治療点は右下腿陰1-1K,または右胸に飛ぶ事になる。
右腎経1-1Kが強い場合、治療点は右の大腿陰1-1Kとなる。ウエーブで反対側に飛ぶ方向を決める為、左右を比較しているのです。
治療
右腎経1-1Kに印を付け、接触鍼で45回くらい擦ると実の反応が取れた。その後、残っている虚の反応に対して知熱灸を7壮すると、虚の反応が無くなった。
どうですか? 膝の具合は? 曲げても痛く無いですね! 正座してみて下さい。 あー! 正座しても痛く無いです。この患者さん、1回の治療で大半の症状が取れたが、また次回治療に来ることを約束して治療を終わった。
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[施術時間]
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