腕のしびれ
治療点 背1-1L 実と虚の反応がある。接触鍼をしてから知熱灸をする。
下腿陽1-5K 後頸部のこりと肩こりもある。鍼灸をする。
臨床例
58歳男性。3日前から急に、下記のような症状が出てきた。
肩首がバリバリに凝っている。それが腕までビリビリと痺れるような不快感が伝わってくる。肩、腕の奥深くで重苦しく、痛みも感じる。
このような強い凝りと痺れは、足先に実の反応が出ている。それを頼りに治療点を割り出してゆく。
肝経陰の先端絡脈に実と虚の反応が出ていた。肝経の陰は手の小腸経と子午関係でつながっている。肝経陰と小腸経(手の小指)を比較脈診する。
肝経よりも小腸経に実の反応が強い。手の小指先端から横に実の反応が出ていた、絡脈の反応だ。ウエーブで上腕まで飛び、そこから肩の1-1Lにたどりついた。
肩から腕の凝りと痺れは、肩の1-1Lに接触鍼をして実の反応を取り除いてから、知熱灸をして、残っている虚の反応を取ってやると治る。
足の膀胱経1行線にも実と虚の反応が出ていた。足の小指先端外側(1-5K)に実と虚の反応がある。足の小指側を縦に反応が出ているから経脈だ。
ウエーブで下腿陽に飛び1-5Kに治療点を取る。実と虚の反応だから接触鍼をして実を取り除いた後で、知熱灸をして補った。
この治療で腕のしびれは半分くらい無くなった。その後、2回 の治療で完治している。
本治法、その他の治療は省略しています。
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[施術時間]
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