臨床例 女性、55歳、腰の両側の圧痛
症状
腰の下の方で腰骨の両側が押すと痛みがある、前屈しても痛い。仕事が忙しくて、腰を使う事も多いので、腰を動かすたびに痛みを感じるのは、ストレスとなって気分まで悪くなる。
診察
腰の両側であるから、痛い所に提鍼を当てて虚実の反応を調べた。実と虚の反応が出ている。腰は大腿陽と上腕陽が関係している。大腿陽と上腕陽を比較すると大腿陽の方に実反応が強い。
そこで、足背で実反応の治療点を探した。足背5-5Kに実反応が出ている。そこからウエーブで大腿陽に飛び、大腿陽5-5Kを治療点とした。大腿陽と腰とを比較しても大腿の方に実が強かった。
治療
大腿陽5-5Kに印を付け、実と虚の反応であるから接触鍼をしてから、残っている虚の反応に対して知熱灸をして補った。この治療で実の反応も虚の反応も無くなった。どうですか? 腰の痛みは?
腰の前屈、後屈、回旋、をしたりスクワットをしていたが、痛みは感じないと言った。
腰の痛みは背中で取る事が大半だが、大腿陽から腰を狙って治療しても効果を発揮することがある。今回はその典型であった。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00