臨床例 女性、45歳、背中に板が入っている感じ
症状
背中がパンパンに張って,まるで板が背中の中に入っている感じになっている。こりを通り越して、板のように突っ張っている感じになって、これ以上動かすことが無理な状態になっている。
診察
背中に板が入っている感じと言うのは、背中から腰に至る膀胱経が酷くこっている為に、板が入って居ると言う感じになる事がよくある。そこで膀胱経の何処にどのような反応があるか検査してみた。
まず、虚実判別棒を背中に当て虚実の検査をすると虚の反応が膀胱経の1行線、2行線、3行線に虚の反応が出ていた。背中の縦の線はLであるから、手背のLの線を探してみた。
手背1-1L、手背2-2L、手背3-3Lに虚の反応が出ている。手背からウエーブで背中に飛び、治療点は背1-1L、背2-2L、背3-3Lとなった。
膀胱経は背中から腰にかけて長い脊中起立筋が有り、その中でも最も凝っている背中のツボに的確に当たるような知熱灸をしてやると、背中から腰までの板を張ったようなコリが、スポット抜けるように取れる。
治療
背1-1L、背2-2L,背3-3Lに印を付け、虚の反応であるから知熱灸で、虚の反応が無くなるまで補った。治療後は、背中から腰までとても楽になりました、と言って帰っていった。
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[施術時間]
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