臨床例 女性 45歳 座っていると左臀部が痛くなる
症状
運転していても、腰かけていても、10分位座っていると左臀部が痛くなって耐えられない。少し腰を浮かせたり、座り方を変えると少しは楽になる。立ち上がって左臀部の圧力を逃がしてやると楽になる。しかし、それが毎日の事で、座る仕事が多いので嫌になる。
診察
左臀部に提鍼を当てて、虚実を検査してみた。虚の反応が出ている。そこで虚の反応として追いかける事にした。左足背で虚の反応がある所を探すと左足背3-3Lに虚の反応があった。
そこからウエーブで治療点に飛ぶ、左足背、右下腿陽、左大腿陽、右腰がLのラインの飛び方であるから、そこを比較脈診すると左下腿陽に一番虚があった。
そこで右下腿陽3-3Lを治療点とした。
治療
虚の反応であるから右下腿陽に印を付け、知熱灸で虚の反応が無くなるまで補った。治療後、臀部の痛みはどうですか?と聞いてみた。臀部を押さえたり座ってみたりしたが痛みが無い。しかし立ち上がって前屈、後屈をすると、まだ痛みが残っていると言う。
左足背で反応点を探すと4-1Kと5-1Kに実と虚の反応が見つかった。そこから右の背に飛び治療点を右背4-1Kと右背5-1K印を付け、接触鍼で35回ほど擦り実の反応を取り除いてから、残っていた虚の反応に対して知熱灸をした。
治療後、立ち上がってもらい、前屈、後屈の動作をしてもらったが痛みは全く無くなったと言った。この患者さん、その後3回の治療で完治している。
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[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00