左首筋の痛み
臨床例、女性、65歳、左首筋の痛み
症状
1週間前から、左を向くと左首筋がピーンと張ってとても痛い。肩こりもあるのだが、特に左首筋の痛みが酷い。編み物をするので、肩凝りは何時もあるのだが、今回は左首筋が痛くて我慢できない。
診察
左を向くと左首筋が痛いと言うのは、右の巨骨穴辺りが弱っている為、左を向くと右の巨骨から出ている筋肉が引っ張られて痛みを発する。そこで、この治療点は右の巨骨穴(右背5₋1L)を治療点として知熱灸を据えるとよくなる。左を向く時痛いときは右の巨骨穴を、右を向くとき痛いのは左の巨骨穴を使う。
編み物をしたり、手仕事をする女性の人には慢性の肩こりを訴える人が多いのだが、こんな人には背1₋1L,(肩中兪)背2₋2L(肩外兪)背3₋3L(天宗)を取穴している。それに加えて前腕陽1₋4L(曲池穴)に施灸する事によって肩凝りが解消する。
治療
右巨骨(右背5₋1L)、背1₋1L、背2₋2L、背3₋3L、前腕陽1₋4Lに印を付けてから、虚の反応であるから、知熱灸で補った。この治療で左首筋の痛み、慢性的な肩コリが解消した。
肩凝りは慢性的な肩コリですから、また編み物をしていると出てくる可能性はあります。この事を患者さんにつげて終了した。
この患者さん2週間に1度の割合で来院しているのだが、来院した時には、慢性的な肩コリは復活して、肩、背中、腰の方までパンパンに張って来ると言って来院している。その都度、上記の治療点で解消している。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00