左腕のしびれ
臨床例 女性、62歳
2か月前から左腕が痺れはじめ、ダンダン酷くなっている。夜中も痺れて眠りが悪くなっている。もともと、食欲が旺盛で食べても、腹がいっぱいにならないような感じがする。
普通、腕の痺れとなると、頚椎とか、背中の上部、脊椎に反応があることが多い。
この女性の場合は、反応を探ってゆくと、右腰部の3-1Kに虚の反応が出ていた。左腕の痺れに対して、治療点は右腰の3-1Kを取っている。当院では反対側に治療点を取ることが多い。
過食の人の場合は、腰に負担がかかり、何十年かすると、坐骨神経痛や糖尿病、足の痺れ、腕の痺れなどの症状として現れることが多い。
この患者さんの場合も、慢性的な過食が原因で、右腰椎3-1Kに血行不良が現れ、それが左腕に来ているものと思われる。幹部が腰でも腕に疾患が現れることもあるのです。
左手の中指陽の経脈に虚反応があり、ウエーブで左上腕に飛び、ここから右腰に飛んで、治療点は右腰の3-1Kになっている。
治療するとすぐに左腕の痺れは緩和された。左右の腕を同時に動かしてもらい、比較してもらったら、まだ右よりは左のほうが重いという。
これは長年の過食によって、腰椎に不純物がこびりついて起きる、血行不良が原因ですから、鍼灸治療と同時に、腹8分にする食事の管理も必要になります。
本治法 腎脾相克 右から陰陵泉2、小海 左から陰谷、尺沢2 知熱灸
標治法 右腰 3-1K知熱灸 左腕の痺れに対する治療点 知熱灸
背4-1K 接触鍼 食べ過ぎを抑える鍼
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00