ブロック虚実判定法
腹が痛い、ニキビが出る、頭痛、肩こり、腰痛、吐き気などの場合、何処が悪くてこの症状が出てきたのかを判定する方法です。
腹が痛い場合、腹ですから大腿内側と腹は関連しています。足の各ブロックと大腿内側を比較脈診します。他のブロックよりも虚していれば、この腹の痛みは虚痛ということになります。
ニキビが出る場合、顔面は足の足底と関連していますから、足底と他のブロックを比較脈診します。測定が実であれば顔面のニキビは実の症状です。
頭痛は、足背と関連しますから、足背と他のブロックを比較脈診します。足背が実であれば、この頭痛は実痛です。
このように関連をよく理解して、足や手のブロックを比較脈診することによって、いち早く虚実の判定や治療点の把握が出来るようになります。
手や足のブロックと関連する体幹との関係を頭の中で描きながら、どこを使うかを決めます。
症状は虚の症状であるが、全くどこを使ったら良いのか分からない時があります。このような時にブロックを比較脈診して、最も虚しているブロックから探り出すこともあります。
ご飯を食べている時、右に身体が自然と傾いてくる、という患者さん。足のブロックを比較脈診してみると、右足背が一番虚している。
右足背の中でも一番虚しているところを探すと、レイダ穴に虚の反応があった。そこで右レイダ穴を使うことに決定した。
このようにブロックの虚実から治療点を探り出すことも出来ます。また、逆に探し出した治療点が間違いないかどうかを検証するときに、ブロックを比較脈診して確認することもあります。
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[施術時間]
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