普門堂の脈診では、沈脈の位置で脈を診ていきます。
沈脈で患者さんの脈を診ながら、患部に提鍼を当ててみましょう。
虚や実があれば、沈脈でかすかに打っていた脈が強く打ち返してきます。
この時、
①1粒で脈が強く打ってくる → 実の反応がある
②4粒で脈が強く打ってくる → 虚の反応がある
と判定できます。
2粒のマグレバンを貼って脈が強く打つ場合も、虚の反応があると判定できます。
比較脈診 ~A穴とB穴、どちらがより虚しているか~
提鍼とマグレバンを組合わて、どちらがより虚しているか・実しているかを比較することができます。
ここでは、
『1粒より2粒が、2粒より4粒の方がより虚している』
という法則を踏まえて比較していきます。
〇A穴とB穴、どちらがより虚しているかを比較する場合
まず、A穴に2粒のマグレバンを貼ります。
この状態で患者さんの脈を沈脈でとり、B穴に提鍼を当てていきます。
①B穴に4粒の提鍼を当てて脈が強く打った場合
B穴の方がより虚しています。
A穴はB穴と比べるとより実しているともいえます。
②B穴に1粒の提鍼を当てて脈が強く打った場合
A穴の方がより虚しています。
また、B穴はA穴に比べてより実しているともいえます。
この様に、提鍼とマグレバンを使えばえ、二ヶ所以上の部位の虚実を比較することが出来ます。
単に患部や特定部位の虚実を見分けるだけでなく、経絡間の虚実等を比較することで、より効果の高い治療を行うことができます。
ご自分で脈を診られる際には、2粒と1粒のマグレバンを代用していきます。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00