本治法は経絡治療の原点と言えます。身体の根本の成り立ち、経絡の走行、陰陽5行説、など基本的な要素を基に治療を行います。
経絡治療を行う鍼師がもっとも大切にするもので、本治法をしてから、後にあらゆる治療を追加する方がよい結果を得られます。
2500年もの永い間、鍼灸が途絶えないで今日まで続いており、これからも絶えることなく続いてゆけるのは、本治法によるものと思っています。
身体の治療は本治法と標治法の2通りの方法で行われます。
本治法は身体全体のバランスの崩れを整えることを目的とします。バランスの崩れを整えてあげると、身体は本来の自然治癒能力が最高に高まり、体内のあらゆる病気を修復する機能が活発に働きます。
標治法で痛みが取れても本治法をしていなければ、バランスは崩れたままですから、同じ病気がまた出てきたり、別の病気が出てくることもあります。
標治法は悪くなった患部を治すための治療です。
本治法で調べた一番弱い経絡の中に虚証の治療点があります。
一番実の強い経絡に実証の治療点はあります。
確実に患部を狙い撃ちする治療ですから、穴がぴたりと合うと即効性があります。
本治法と標治法は車の両輪のようなもの
本治法と標治法、2つの治療法が協力して同じ目的に向かって力を発揮すると、驚くほどの治療効果が現れます。
本治法の証決定と治療
* 井、栄、愉、経、合の何処を使って治療するか。
* 補う経の探し方。実がある経の探し方。
* 補うときは、親子関係の穴を使う。
* 相克関係の穴は左右に振り分けて使う。
* 女性と男性では左右反対になる。
* 実のある経は寫法の鍼をする。
* 陽経から邪の処理をする。
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00