足の甲で、中指と薬指の間に2粒のマグレバンを貼ります。(経金穴の反応がある部位) その状態で、
* 右手で4粒の提鍼を足拇指裏側に当てます。左手で沈脈を診ると、強く打ってくるようでしたら肝虚があります。
* 4粒の提鍼を足中指裏側に当てます。沈脈が打ってきましたら脾虚があります。
* 4粒の提鍼を足小指裏側に当てます。沈脈が打ってきましたら腎虚があります。
* 今度は、4粒の提鍼を手拇指手掌側にあてます。沈脈が打ってきたら肺虚があります。
* 4粒の提鍼を手中指手掌側にあてます。沈脈が打ってきたら心包経の虚があります。
* 4粒の提鍼を手小指手掌側にあてます。沈脈が打ってきたら心経に虚があります。
次に1粒の提鍼で実の経を判定します。
* 1粒の提鍼を足拇指裏側に当て、沈脈が打ってきたら肝実があります。
* 1粒の提鍼を足小指外側に当て、沈脈が打ってきたら膀胱経または肺経に実があります。
この場合、1粒の提鍼を手拇指手掌側に当てても沈脈は強く打ってきます。膀胱経と肺経は子午関係で同じ動きをしますから、膀胱系に実があるということは、肺経にも実があります。(このことについては子午治療のページで解説します)
上記の組み合わせでいろいろな証ができます。
1、肺虚、脾虚、肝虚、腎虚、 この4つが虚の場合は肺肝相克となります。
2、脾虚、心包虚、腎虚、肺虚、 この4つが虚の場合は脾腎相克となります。
(肝経には実がある)
3、脾虚、心包虚、肝虚、腎虚、 この4つが虚の場合は脾肝相克となります。
(肺経または膀胱経に実がある)
4、脾虚、心虚、腎虚、肺虚、 この4つが虚の場合は心経を使う脾腎相克。
(肝経には実がある)
5、脾虚、心虚、肝虚、腎虚、 この4つが虚の場合は心経を使う脾肝相克。
(肺経または膀胱経に実がある)
6、脾虚、心包虚、腎虚、 この3つが虚の場合は脾腎相克。
(肝経、肺経または膀胱経に実がある)
7、脾虚、心虚、腎虚、 この3つが虚の場合は心経を使う脾腎相克。
(肝経、肺経または膀胱経に実がある)
※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00