お手伝いさん
2日目の朝、食堂に入ると62歳になる初老のおじさんが食事をしていた。味噌汁、玄米ご飯、漬物2切れ、チソの実で作った佃煮、それだけの食事だ。しかも、みそ汁、玄米ご飯もお茶碗に1杯しか入っていない。
はじめは、断食に来ていた人が復食のため、少食から始めている食事かと思った。ところが聞いてみると、ここでお手伝いをしているという。もう2年もここでお手伝いをしている、それなのに毎日、2回の食事は私から言わせると、私が日頃食べている量の3分の1だ。
そんな少ない量の食事で、毎日を過ごしているという、さすが断食道場だ。
目の前で実際に食事をしているのを見て、自分にはこの生活は無理だなと思った。断食の時だけ、何日間かの少食は耐えられるが、日常生活そのものが毎日、5歳くらいの子供が食べる量ではとても駄目だ。
少食が体に良いというのは分かるが、甲田光雄先生の言うように徹底した食生活には疑問を感じる。自分としては朝は野菜ジュース1杯だけ、昼と夜の食事は腹5分の食事が良いと思う。自分の腹5分は、自分が腹5分と思っているだけで、実際は腹7分くらい食べているかもしれない。
自己融解と言って、身体の中には日頃の不摂生で、不純物がたまっている。脂肪やコレステロール、腸内のポリープ、など様々な不純物が堆積している。断食をすると、体がカロリーを得るために不純物を次々と餌として取り除いてくれる。
これが自己融解と言って、断食をすると自己融解するので,断食の価値を高めている。断食の良さは分かるのだが、あまりにも厳しい断食は賛成できない。どこまでの断食が良いのか? あちこちの断食道場に行って研究してみようと思う!
自分は意志が弱いから、日常生活の中で自己融解を誘い出すほどの食生活は出来ない。断食道場でなら覚悟を決めているから何とか乗り切れる。でも1週間では無理だろうな! せめて1か月の断食は必要かもしれない。
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