臨床例一覧｜丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

臨床例　男性　３８歳　耳の下の湿疹

症状

　お盆休み休暇から帰って来て、突然右耳の下で耳タブの後ろ辺りにブツブツと湿疹が出来た。３０個ぐらいの塊でブツブツと出来ている。痒くてたまらない。掻きむしるとよけい湿疹が出てきそうなので我慢している。

診察

　お盆休みの休暇で実家に帰り、たらふく余計なものを食べたのが災いして、大腸経に反応が出たものと思われる。右耳の下に出来ている湿疹を提鍼で虚実の検査をしてみた。実と虚の反応が出ていた。

　突然できた湿疹やかゆみは実と虚の反応である場合が多い。右手背で実のある経を調べてみると、右手背拇指５－５Ｌ（大腸経）に実と虚の反応があった。そこからウエーブで左前腕陽に飛び、治療点は左前腕陽５－５Ｌとなった。

治療

　左前腕陽５－５Ｌに印を付け、接触鍼で３５回ぐらい擦り、実の反応を取り除いた。その後、残っている虚の反応に対して知熱灸を虚の反応が無くなるまで据えた。

　治療後、耳の下にある湿疹を見ると、驚くほどしぼんできた感じが有り、痒みもぜんぜん無いと言う。

湿疹

　湿疹、アトピー、アレルギーなどの反応は、大腸経、胃経、肝経陽などに出る実反応を良く検査すると良い。食べた物の毒素が大腸経や胃経に影響を与え実の反応となって毒素を追い出そうとする反応が出ると思われる。