臨床例 女性 38歳 腹の冷え
症状
お臍の下あたりが冷えて不快である。下腹の冷える事は良くあるが、冬になると特別お腹の冷えがきつく感じる。お腹の冷えがある時には膝下から足先にかけても冷えを感じる。
診察
本治法、肺肝相克 肺経2が一番の虚、肝経陰が2番目、脾経1が3番目、腎経2が4番目の虚であった。
お腹の場合、Lのラインは足底から飛び、Kの場合は手掌から飛ぶので、足底と手掌を比較したら、足底の方に虚が有った。足底の何処が一番虚かを検査したところ足底1-3Lが虚であった。
足底1-3Lからウエーブでお腹に飛び腹1-3L(臍下とその両側)が治療点となった。お腹が冷えると言う人の場合、臍近辺に虚の反応が出ていることが良くある。腹の冷え、腹のシコリ、腹の痛みなどに臍近辺の治療点はよく効く。
治療
腹1-3Lに印を付け、虚の反応であるから知熱灸で虚の反応が無くなるまで補った。治療後,如何ですか? お腹の冷える感覚は? と聞いてみた。
患者さんしばらく考えていたが、お腹の冷える感覚は無くなったと言った。
このお臍の冷えは脾虚であるから、本治法で脾経1と心包経を補う事も必要で、この患者さんの場合は肝脾相克で脾経は1行線を使用して心包経と共に補った。
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[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00