臨床例 女性 73歳 立っているとフクラハギが痛くなる
症状
長く立っていると(約5分)だんだん左フクラハギが痛くなってくる。女性なので台所に立つ事が多く、その都度フクラハギの痛みに悩まされている。フクラハギも全体が痛くなるように感じている。
診察
本治法は心肺相剋で心経が一番の虚であった。心経の虚は、フクラハギの痛みには直接関係無いように思えるが、心経1と腎経1は同側の手足の関係にある。
つまり心経1で胸1-1Lと腎経1の胸1-1Kは同じ胸の位置のK(縦)とL(横)の関係である。
その事から心経1と腎経1は密接な関係にあると思っている。そこで左腎経1を調べてみると、腎経1の1-1Kに虚の反応が出ていた。そこから右下腿陰に飛び右下腿陰1-1Kを治療点とした。
フクラハギの陰経と共に陽経も痛いと言うので、腎経1に対して膀胱経2を調べてみると虚の反応が出ていた、番地は左膀胱経2の2-1Kであった。
そこから、右の下腿ョに飛び、右下腿ョ2-1Kを治療点とした。
治療
右下腿ィ1-1Kと右下腿ョ2-1Kに印を付け、虚の反応であるから、知熱灸で虚の反応が無くなるまで据えた。虚の反応が無くなったのを確認して立ってもらった。
前屈して、思いっきりフクラハギを伸ばしてもらい、痛み具合を確認した。フクラハギの痛みは無くなり、右のフクラハギと同じくらいの感覚になったと言う。そこで今回の治療は終了した。その後、2回の治療で完治した。
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[施術時間]
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