臨床例一覧|丸亀市・高松市の鍼灸院は普門堂鍼灸院

丸亀本院 ご予約・お問い合わせ TEL: 0877-25-1491
高松院
埼玉院
▲ タップすると電話がかけられます

臨床例

右腰の腰痛、側弯症 2024.09.12

症状

 右腰が痛くて歩くのにも不自由する。特に、右に腰が出っ張り、右側弯症(左に傾く)になっている。左に体を傾けるのはスムーズに曲がるが、右に体を曲げようとすると何かつっかえた様な感じで、右には曲げる事が出来ない。

 

 立ち上がりや、歩行時も左に傾いてまっすぐに立つ事が出来ない。身体を左右回転する時も痛みがある。主訴は、腰の痛みだけで、他の症状は全くないという健康体の人であった。

 

 診察

 右腰の痛みなので、右足背に反応が出ていると見た。右の足背、胃経(示趾)に実の反応が出ていた。胃経の中でも、右足背4-2Kが最も実の反応が強く出ていた。そこからウエーブで背中に飛び治療点は反対側の左脊4—2Kとなった。

 

 普通の腰痛であれば上記の取穴で改善されるはずであるが、今回は右側弯症がある。この右側弯症を改善させるためには、左腰の4-2Kが必要となる。考え方としては左背4-2Kで上半身を右に引き寄せ、左腰4-2Kで下半身を右に引き寄せる。

 

 これで上半身と下半身が左に引かれるのを防止して正常な体位にする作用があると考えている。側弯症の治療点はなかなか見つからないので苦労する鍼灸家が多いと思うが、ぜひこのやり方で治療を試みてもらいたい。

 

治療

 脊4—2Kは実の反応であったので、鍼先で35回ぐらい摩ると、背中の反応は取れた。次に腰4-2Kは実と虚の反応であったので、まず実の反応に対して鍼先で35回ぐらい摩ると実の反応が取れた、残っている虚の反応に対して知熱灸7壮で補った。

 

 治療後、立ち上がらせて左右の側弯を見ると、正常に立っている。立ち座り、足ふみ、前屈、後屈、大幹を左右の曲げて貰っても、左右共に正常に曲げられた。本人の納得いくまで体を動かして貰ったが、どこにも異常が無くなったので治療を完了した。

 

 この側弯症というのは、曲がっている側が正常で、曲げられない側が患部であることを認識して、曲げられる側の背中と腰に治療点を見つけて、施術すると良い。これは実の反応であるから、健側の背中と腰での治療は鍼または鍼と灸をする。

photo: ダミー
photo: ダミー

ご予約・お問い合わせ ・・・ 辛い痛みでお悩みの方、ご相談ください・・・ TEL: 0877-25-1491 高松院 ▲ タップすると電話がかけられます

休診日アイコン

※臨時休診日はお知らせをご覧ください。
[施術時間]
丸亀本院: AM8:30~12:00/PM2:00~7:00
高松院: AM9:00~12:00/PM2:00~7:00

痛くしない鍼 がまんしない灸 長年の経験から得た臨床例 「あ!そうなんだ!」がいっぱい見つかる 症例別の原因や治療法が早わかり 当院の鍼灸治療動画 普門堂鍼灸院公式Facebook

会社案内

普門堂鍼灸院(丸亀本院)

〒763-0082 香川県丸亀市土器町東1-383
TEL/FAX 0877(25)1491

普門堂鍼灸院(高松院)

〒761-0101 香川県高松市春日町1593-1
TEL 087-899-6861
FAX 087-899-6862

埼玉普門堂鍼灸院

〒350-1137 埼玉県川越市砂新田1丁目11-36
TEL/FAX 049-257-5985